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art&design
 デザイン、イラスト、写真などが中心です。


 
 Family
 Margaret Mead、Ken Heyman/Macmillan/1965
 ¥4000 ■sold

文化人類学者マーガレット・ミードと写真家のケン・ヘイマンによる、世界の家族を撮影した写真集。白人も黒人もアジア人もオセアニアでも、どの国でも見られるごく普通の家庭の普通の家族の表情その一瞬一瞬を、美しいモノクロの写真で鮮やかに切り取ります。貧しさも豊かさも紛争も平和も超越して、家族というものが世界にとってどういう役割を果たすのか、を考えさせられる写真集。共に暮らしても家族、離れても家族。

 

 
 The World's Family
 Ken Heyman/A Pound Press/1983
 ¥3500 

写真家ケン・ヘイマンが撮り続ける家族の肖像。親と子、老人と孫、そして周りに連なる町並み、共に歩く動物、美しい自然、それらを見つめる子供の瞳。笑顔...。中には家族というよりも、ただ病院で働く医師の姿や、事務員や、音楽隊や漁師の姿が写されているだけの写真もありますが、その風景の向こうには必ずそれぞれの家族がいる、そう思わせてくれます。『Family of man』にも通じる暖かみとある種の荘厳さに満ちた一冊。最後の一ページ、ようやく歩き始めた赤ちゃんが風を受けて草原をゆく姿が素晴らしい。

 

 
 Cats we love
 A.E.Brehm and Buffon/Minerva/1973
 ¥3200 

愛する猫たちへ捧げられた一冊。子猫、白猫、黒猫、トラ猫、美女と猫、鳥と猫、犬と猫、ミルクと猫、街と猫...100点をゆうに超える猫たちの姿が写し出されたこの写真集。モノクロとカラーをおりまぜた構成も美しく、ざらりとした質感の写真が暖かい雰囲気をかもします。猫写真集は数あれど、新しく見る一冊にまた魅了されてしまうのが、猫好きの弱みです。

 

 
 The Open Look
 P.Goodman 文、S.C.Butlar 写真/Funk & Wagnalls/1969
 ¥3500 

ニューヨーク。ブルックリン・ハイツから見る景色を主に動物の視点でとらえた不思議な写真集です。しかし彼らが見る「外の世界」よりも、その世界を眺める彼らの目線や内面に重きをおいた詩と構成が魅力的。特に、窓辺に座る猫たちの表情からは、60年代のブルックリンの夜明けが映し出されるような気持ちになります。猫の目は何を見る? 叙情的なモノクロの写真が実に美しい一冊。

 

 
 Chair
 P.Bradford、B.Prete/Crowell/1978
 ¥3000 

椅子、イス、いす...。1000点を超すグッドデザインの椅子の連打。NYのクーパーヒューイット美術館を舞台に、8人のデザイナーやバイヤーがそれぞれ独自の「椅子論」を展開。何より、各人が椅子に示す愛情や興味を、絶妙のポージングで示してくれる、その茶目っ気あふれる構成とデザインが素敵。モノクロを中心とした写真がよりいっそう、誌面の美しさを際だたせます。登場人物と椅子の写真を見ているだけで、デザインの勉強と共に、どこかしら愉快な気持ちになる本書です。

 

 
 The Confomers
 Jack Wohl/P.S.book/1960
 ¥1000 ■sold

ある日、隣人や道行く人やその他大勢の人間が別な形に見えて来たアーティストの頭の中。それは丸だったり三角だったり四角だったりと様々。図形に姿を変えた人々の「形」と共に、小さなつぶやきをちまちまと重ねて、漫画のような抽象画が続きます。最後は大勢の丸=群衆から抜け出そうとするこれまた丸の姿で終わります。着想のユニークさと色合いの美しさ。どこか優しげな雰囲気が可愛らしいペーパーバックのアートブックです。

 

 
 福田繁雄個展資料(展示図録)
 福田繁雄/1987
 ¥2200 ■sold

日本を代表するトリックアートの大家・福田繁雄の87年に行われた展示会の図録。人や花など小さな図案をドットに見立てて大きな画像を描く、文字の濃淡を利用して人の顔を浮かび上がらせるなどなど、人の眼の錯覚を利用したおなじみの作品から、トリッキーな立体まで様々な福田アートを鮮明な写真と大判のページで味わえます。付録として、メモや図案、写真などをコラージュしたポスターつき。まるで事務所のデスクの上をそのまま撮影したかのような乱雑感がイイ。冒頭には浅利慶太、手塚治虫らの序文も掲載。なお表の見返しには大阪での展示会場である大丸百貨店で書かれた署名がイラストと共に入っています。

 

 
 Christian Lacroix
 The diary of Collection
 Patrick Mauries/Thames and Hudson/1996
 ¥4200 ■sold

フランスのデザイナー クリスチャン・ラクロワのエネルギッシュな仕事から、様々な断片を選び抜いたスクラップブック。オートクチュールやプレタポルテなどのコレクションだけでなく、自身の発送の源である古き良き時代のモードもひっぱりだし、その独特の世界を絶妙のコラージュで表現。19世紀のレース、婦人の衣装、宗教画...そして現代!それらをうまくミックスさせ「ラクロワの頭の中」を覗く歓びを演出しています。個人的には氏の育ったアルル地方的クラシカルさが随所に見られるのも楽しい。テキスト部分では、自身の生い立ち、デビュー、そして今に至るまでのレポートを読む事ができますが、この大部な本のほとんどがフルカラーのモード写真であるのも嬉しい。クセとパワーとエレガンスさが備わったラクロワデザインの粋としてだけでなく、純粋にコラージュアートとしても十分楽しめる見応えのある一冊です。こちらの版はイギリス版。テキストは英語です。

 

 
 THE BLUE ROSE
 G.Klein、N.HOLT/Lawrence Hill and Co./1981
 ¥3200 ■sold

ジェニーは少し変わった女の子。他ではあまり見ないような子。まるで青い薔薇のように...。一人のまだ幼い少女の個性を引き出し、その心情を詩集のように綴った写真物語集。美しいモノクロの写真は少女の内面を鏡のように映し出し、短い言葉のひとつひとつが「少女」という生き物の美と不思議の片鱗をかいま見させてくれます。ショートカットのモデルの女の子の意外なほど女らしい表情が、読む者の心を不思議ととらえる一冊。そして、このジェニーだけではなく、少女はすべて「青い薔薇」なのだと教えてくれる一冊でもあります。

 

 
 パロディって何なのさ。
 マッド・アマノ/文春文庫/1982
 ¥500   ■sold

アーティストにしてブラックユーモリストの著者が放つパロディアートの連射。モナリザが黒人になりハンガーになり、ボッティチェリの絵画に星条旗が登場し、ビートルズのジャケットには棺桶が...。見る者の先入観を破壊し、良識をぐらつかせ、視覚も惑わせる仕掛けの数々。有名作品が少しずつ壊されてゆく様には不思議な爽快感も伴うかも。最後の日本のポスターパロディも秀逸な、一種のブラックユーモアアート集です。

 

 
 旅する少女の憩い
 沼田元氣/京都書院/1998
 ¥1000 ■sold   

ポエムグラファー沼田元氣氏が「旅する少女」をテーマに撮りおろした、今はなき京都書院アーツコレクションの中でも白眉の一冊。瞳の大きな美少女が旅先で見つめるものは....うつろうその表情を独特の選択眼であますところなくカメラに収め、この小さな文庫本サイズの写真集に仕立て上げたました。舞台となる、箱根を中心とした数々の伝統ある宿屋やホテルのノスタルジックなインテリアもみどころ。著者の数ある少女写真集の中でもとりわけメランコリックな傑作です。

 

 
 福田繁雄のからくりデザイン
 福田繁雄/新潮社/1986
 ¥1200 ■sold

触れても揺れないカーテン、点が集合してできる顔、角度によって浮かび上がる像...。イタリアはシスティナ礼拝堂から、街角の何気ない風景まで、福田繁雄のトリック好きの目で選ばれた不思議アートが満載。人間の発想と偶然の面白さがユニークなアートの世界で堪能できる、頭と目の体操にも役立ちそうな一冊です。

 

 
 美術手帖「マン・レイ特集」73年10月号
 美術出版社/1973
 ¥700   

約70ページに渡り、マン・レイの特集が組まれた73年の号。中原佑介、山口勝弘らを始めとするマン・レイ論が展開された後は、30ページ以上を費やし、その絵画、造形、オブジェ、そして1920年〜34年にパリで撮影された写真作品の数々を掲載、非常にお得感もあり読み応えのある号です。他、京都ビエンナーレの取材記事など。

 

 
 CMにチャンネルをあわせた日 杉山登志の時代
 馬場啓一ほか編/パルコ出版/1979
 ¥2200 ■sold

70年代に資生堂をはじめとする数々の化粧品などのCMで活躍した、CFディレクター杉山登志の仕事の本。MG5、ビューティケイク、サンオイル....本書の誌面でふりかえってみても今なお斬新で新鮮な魅力のCFスチールはぜひとも必見!それらが、いかに生まれていかに時代に愛されたか。そして編者の一人でもある石岡瑛子や、和田誠などから寄せられる愛ある「しごとのはなし」が微笑ましくも意義深いもの。短い人生を駆け抜けた一人の鬼才CFディレクターの足跡と仕事をたどる事によって、当時のコマーシャル界を鮮やかに切り取る事に成功した一冊です。

 

      
 東京百画府
 井上洋介/京都書院/1998
 ¥800 ■sold

現代の絵師・井上洋介の東京画。浅草映画館裏から荒川遊園地夕景まで、ちょうど100を数える東京の姿を、その異様なまでの迫力と不思議な魅力で描き切っています。そこにあるのは決して現在の華々しい都会ではなく、帝都と呼ばれていた頃の「あの東京」をどこか彷彿とさせるもの。絵本作家としても活躍する作者の、常に現実と夢のはざまを浮遊するような、病気の子供が明け方に見た夢のような、そんな摩訶不思議な感覚を伴うその独特の作風がこの百画にも遺憾なく発揮され、東京という名のどこか別の都市を覗き見る錯覚に読者を陥らせるのはお見事。夕暮れ、路地裏、曲がり角....遠いところから呼び声が聞こえてくるような、そんなマボロシ東京の薄暗い街角を堪能して下さい。解説には種村季弘。

 

   
 A legend of paradise
 L.Wiegman、M.Stroemstedt/St.Martin's press/1971
 ¥5500 ■sold

再入荷
誰かの見た天地創造の夢。海をつくり大地を広げそこに動物たちが生まれ、やがて登場する一組の少年少女。そう、これは夢の楽園に誕生した小さなアダムとイブの物語です。そして動物たちに囲まれ無邪気にはしゃぐ彼らを、やはりここでも蛇が禁断の果実へと誘い..... 鳥のはばたきや猛獣のまたたき、あるいは少女のささやき声までもが感じられそうな素晴らしい臨場感と、見事なアートワークが一体となった、その美麗な出来映えに感動すら覚える名作。ウィーグマンによるこのうえなく美しいモノクロームのフィルムが動物の表情や自然そのものを幻想的にとらえ、彼らの住む夢の世界を永遠のものに成しています。果実を口にした後に訪れるラストシーンも、この世界への希望が感じられるような美しい幕切れ。淡い夢のような、しかし鮮烈な印象が残る写真物語集です。


 

   
 現代の漫画
 伊藤逸平 編著/社会思想社(現代教養文庫)/1959
 ¥1200 ■sold

本書が刊行されたのは50年代の終わり。カバーには「ソ連の宇宙ステーションが...」とある通り、まだアポロは月に行っていない時代。そんな頃の世界の漫画を、評論家・伊藤逸平が語ります。登場するのは、スタインバーグ、アンドレ・フランソワ、デュブ、ジャン・エッフェル、ウィリアム・スティーグなど昔も今も綺羅星のごとくの才能たち15人。それぞれ作品を数点紹介し、ブランド「VAN」の名の元となった同名の風刺雑誌『VAN』の元編集長ならではの丁寧な解説が添えられる形になっています。ただの「漫画」という枠を超え、時代も世紀も超えて、いつまでも愛され評価される作家たちをいち早くまとめた貴重な文庫です。

 

     
 12人のグラフィックデザイナー第三集
 伊坂芳太郎ほか/美術出版社/1969  再入荷
 ¥2000 ■sold

美術出版「グラフィックデザイナーシリーズ」の、こちらは日本を代表する気鋭のグラフィックデザイナー12人を紹介するシリーズの第三巻にして最終巻。この巻はさしずめ、伊坂芳太郎の妖しい洒落っ気、片山利弘の幻惑、木村恒久の洗練、横尾忠則の情念といったところでしょうか。個人的には、今あまり作品をまとめて見られない伊坂芳太郎にやはり魅了されます。揃いでお届けできないのが残念ですが、一冊でも是非持っておいて頂きたいシリーズ。冒頭の辞には磯崎新。

 

   
 池田満寿夫
 川合昭三/保育社カラーブックス/1978
 ¥600 ■sold

もと美術出版編集員の著者が選ぶ、池田満寿夫の版画作品100点を年代順にまとめたコンパクトな一冊。60年から78年までの美とエロスに満ちた意欲作がずらり並びます。作品もさることながら、巻末の詳細な年譜が興味深い。この芸術家が、いかにして既成の美術団体を否定しアヴァンギャルドへ向かっていったか...。この小ささに池田満寿夫の魅力が凝縮された優れた画集です。

 

     
 デザイン街路図
 和田誠/昭文社/1973
 ¥1800 ■sold

和田誠による、70年代当時から活躍するグラフィックデザイナーとその周辺の人々の人物録。福田繁雄、横尾忠則、伊坂芳太郎、田中一光....回想録もあれば評論もあり、しかし圧巻なのはページのほとんどを占めているインタビューコーナー。デザインやアートに携わる人々に縦横無尽に切り込む話術は著者ならではです。主役はあくまでデザイナーたちなので、あとがきでは「これは和田誠 編という性質のものであろう」とありますが、登場する総勢32人の素顔と魅力を軽やかに探り出した、これは和田誠にしかつくれない名著。これ一冊であの頃の日本グラフィック界のるつぼに再び飛び込む事ができます。

 

     
 Laughs last
 P.B.Kunhardt,Jr. 編/Fireside 発行/1989
 ¥1400 ■sold

下記『Smiles Back』の姉妹編。同じく雑誌『LIFE』に掲載されたユーモラスな写真集。 ここでも大活躍なのは子供、そしてやっぱり動物!とにかく動物たちの登場が他のページの何倍もの愉快さと癒しの効果でもって、私たちを楽しませてくれます。動物好きな人には特におすすめ、そうでない人もこれらの写真に抵抗する事は難しいでしょう。プレゼントにも最適な1冊。

 

   
 Smiles Back
 P.B.Kunhardt,Jr. 編/Fireside 発行/1987
 ¥1400 再入荷    ■sold

雑誌『LIFE』に掲載された、思わず笑いを誘ってしまう決定的瞬間ばかりを集めたほのぼの写真集。といってもタダの面白写真ではなく、それぞれ一流の腕でとらえた極上のシーンばかり。特に子どもと動物の絶妙の表情は、どこで誰がどこから開いても口元がほころびる事は間違いなし、電車内で覗く事はおすすめできません。60年代を中心にした古い写真ばかりながら、それぞれ楽しく味わいぶかいものばかり。全編のモノクロがそこに趣を添え、まるで古いアルバムを開くような気分にもなります。タイトル通り、誰かに笑みを分けてあげたくなりそう。

 

   
 モンガイカンの美術館
 南伸坊/情報センター出版局/1983
 ¥1200    

カジュアル派美術評論の雄『モンガイカンの美術館』の初出です。70年代の終わりらしいオモシロオカシサが走りすぎず遅れすぎず絶妙のバランスでもって、デュシャン、デルボー、岸田劉生、横尾忠則などの40展以上を解読。78年から81年にかけて『みづゑ』に連載された展覧会評をまとめた本書は、今でも文庫で読む事ができますが、やはり大判での面白さや魅力は存在します。様々な名言や妄言がぽんぽん飛び出すのも小気味よく、この版元が数々の話題作を次々と送り出していた最も勢いのあった頃の一冊。名著です。

 

     
 大鹿智子作品集
 大鹿智子/リブロポート/1993
 ¥2000    ■sold

絵本や挿絵の世界でも活躍の続く著者の、いまのところ唯一の作品集ではないでしょうか。「石の罪」「しくまれる」などの奇妙なタイトルを持ちながら、何かを具体的に表現するようには見えず、しかし世の中のすべてを含んでいるかのような強く不可思議な絵の連続。多用される背景の赤と人物をふちどる太く黒い線。生を持たない人形の遊びを覗いているかのような人物のポージング。愛らしさの中の一滴の毒。企業ポスターなどでは見られない大鹿智子の貴重な原点です。見返し部分の紙に無数の詩の断片が薄く刷り込まれているという、洒落た遊びも造本的には見逃せません。

 

      
 手づくり玩具
 福田繁雄/駸々堂出版/1977
 ¥800     ■sold

そのトリッキーなテクニックと作風で、常に私たちの目をくらませてくれる福田繁雄が考案した数々の手づくりおもちゃを集めた一冊です。それぞれタイトルからして魅惑的。「クリップの蝶」「グラフィックドール」「水中動物園」などなど、身近にある紙や文具を使って、ユニークなオブジェやおもちゃをまるで手品のように作り出してゆきます。完成品の写真自体も凝ったアングルで撮られており、おもちゃたちのおしゃれなグラビアが全ページを通して楽しめる、福田繁雄のセンスが随所にいかされたビジュアル書でもあります。クリックして状態を必ずご確認下さい。

 

   
 Flora
 Nick Knight/harry n.abrams,inc.,publishers/1997
 ¥2800     ■sold

フォトグラファー、ニック・ナイトが、ロンドンの自然史博物館の標本室からインスピレーションを得て撮りおろしたという草花の写真集。押し花として変化した、それぞれ独自の葉や花弁を持つ植物を真正面からとらえ草花の存在感を際だたせた力作です。いずれの植物も、自然の持つ生来の美しさ力強さを見る者が直に感じられる魅力に溢れており、植物とは自然とはこんなにも美しいものだったのか、と気づかされるはず。どこか神々しささえ感じられる雰囲気が漂ったプラントビジュアルブックです。現在も発行されていますが、何ともきれいなので特に掲載しました。

 

     
 シリーズ日本カメラ18 ポートレートポーズ集
 日本カメラ社/1975
 ¥1000     ■sold

日本カメラシリーズの一冊。冒頭の秋山庄太郎「女のポーズ集」を皮切りに、最後のページまで、おんな・おんな・おんな....。裸体・水着・髪型・街。様々なテーマでそうそうたる顔ぶれが女たちを思いっきり撮りおろした、クラシカルありモダンありの魅惑のポーズ集です。余談ですが、このシリーズの目次ページは堀内誠一がアートディレクションを担当。ロマンティックなデザインが美しい女の本を飾っています。

 

     
 シネの猫がいっぱい 猫の王国シリーズ
 ボブ・シネ/角川文庫/1982
 ¥1200     ■sold

角川がかつて編んだ、何とも洒落た『猫の王国シリーズ』。第一弾の本書は、スタートにして既に真打ち登場の感がある、フランスより届いたシネおじさんの作品集です。「Chat(シャ)」=フランス語で「猫」。この言葉に引っかけた無数のダジャレと、それに合わせたシネの贅沢かつ大胆なイラストの連打。その数実に90匹です。見開きページの左側に、脱力かつ魅力爆発のイラストを据え、次ページではその解説が読める構成なのも愛らしい。冒頭にはシネ自身の日本の読者への手紙と共に、レオノール・フィニイからシネへの猫仲間としての手紙も掲載されており、読みどころ見どころ満載の文庫サイズのアート書です。

 

     
 ようこそ猫の国へ 猫の王国シリーズ
 F.メリー文、デュブ絵/角川文庫/1983
 ¥800     ■sold

こちらは『猫の王国シリーズ』第二弾。猫好きかつ自身の猫絵でも有名な、フランスのイラストレーター・デュブ。本書は、彼の猫イラストレーションの傑作『Les Chats』より多数のカットを借りて、猫の世界の面白さを説いた文章と合体させた、猫ワールドへのキュートな案内状です。個人的にはお話よりも、とにかくデュブのイラストをハンディに堪能できるのが大いなる魅力!シッポ、耳、まろやかなシルエット...それらを最大限いかした独特のセンスに溢れた作品の数々。猫そのものはもとより、デュブのイラストの魅惑も認めざるを得ない方には是非ともお薦めです。

 

     
 猫は九回生きる 猫の王国シリーズ
 L.ラムスタイン/角川文庫/1983
 ¥800     ■sold

『猫の王国シリーズ』第三弾は、米国の猫イラストの専門家、ラムスタインの猫物語です。マーリン、ツユ、トール、ヌードルの四匹家族が織りなす猫一家の日々。ふにゃふにゃと頼りない線も猫の形を取るとたちまち愛らしく、ユーモアと猫への愛情が余白からも満ちあふれています。『ピーナッツ』にも負けない、愛すべき猫キャラがふんだんに登場する可愛らしい一冊。

 

     
 やさしいアニメーションのはなし
 JESPA編/蜻蛉舎発行/1978
 ¥1000     ■sold

一見子供向けな様子ですが、中を開けばアニメーションの成り立ちから始まり、78年当時までの古今東西のアニメ作家や一線で活躍するアニメーターたち、代表的なアニメ作品までをひたすら網羅した実に資料的な内容。その中には、手塚治虫、久里洋二、川本喜八郎、古川タク、林静一、宮崎駿、高畑勲、タツノコプロらまだまだ挙げればキリがないほどお馴染みの面々がつどい、ゼマンやトゥルンカ、ソール・バスら海外のハイレベルな作家達の名前も後半には登場します。それらの名前をただ真面目に羅列しただけの印象を本書からは受けますが、それゆえ当時の日本におけるアニメ事情と認識がダイレクトに伝わってきます。それぞれ短いながら的確な解説も付き、その辺には未知の知識も詰まっているはず。ビジュアルもある程度は掲載され、個人的に見ても楽しめる一冊です。

 

     
 Nowな写真術12章
 児島昭雄/朝日ソノラマ/1978
 ¥700     ■sold

大胆な構図をねらえ、わざとブレてみよう、旅の写真は気構えずに、女性の魅力を引き出せ、粒子を粗くしろ!.....などなど写真における数々の新機軸を、若い人たちに伝授しようという熱意に溢れた本書。見る側に取っては今はおなじみの手法も、いざ撮るとなると難しい。そんなテクニックの基礎をこの本で改めて学ぶことができそうです。この「現代カメラ新書」シリーズの中でも一際若さ溢れた一冊。

 

     
 女性写真に強くなろう
 井上清司/朝日ソノラマ/1976
 ¥700     ■sold

美しい女性写真。見ても撮っても楽しいその女性写真を、いかに魅力あるものにするか。そのノウハウを多彩な撮影例と共に教えてくれます。筆者によれば、将棋や囲碁のように女性写真にも定石があるのだとか。見るものを魅了する作品をものするためにプロの目で語った本書には、被写体の外見だけでなく、時にその内面までも踏み込む瞬間が女性写真にはある、と言っているかのよう。文中にはさまれた、当代の女流作家らの陰翳に富んだ撮影例、巻末に付せられた写真ポエムなど読みどころ見どころも多い一冊です。

 

     
 Executive Style
 Judith Price/Linden Press(N.Y)/1980
 ¥2800     ■sold

「エグゼクティヴ・スタイル」とのタイトル通り、これは重役クラスのオフィスでのインテリアデザインのみを題材にして作られた写真集。「デスク」「チェア」「テーブル」「ライティング」などの切り口から、様々な企業の様々なオフィスを訪問し、豊富なカラー写真と共に詳細に分析しています。一口に重役オフィスといっても、本当に多種多様。部屋の広さ、デスクの配置、調度品のセンス、家具の種類など、応接室や会議室においても、それぞれの企業のカラーに合った雰囲気が求められます。オーソドックスなものから個性的なものまで、アグレッシブなアメリカン・オフィス・スタイルが楽しめる興味深い一冊。オフィスの一員になった姿を想像すればなお楽し、です。

 

     
 世界のグラフィックデザイン6
 エディトリアルデザイン
 講談社/1975
 ¥4500     ■sold

「世界のグラフィックデザイン」シリーズの中でも、最も人気がありかつ読み応えのある「第6巻・エディトリアルデザイン」。世界の優れた雑誌のそのデザイニングを一挙に網羅し、美しい写真集や歴史に残る絵本を、贅沢にカラー・白黒織り交ぜて次々と紹介した圧巻の一冊。『ハーパース・バザー』『ヴォーグ』『エロス』『トヴェン』、初期『アンアン』北園克衛『VOU』らを始め、ヨーロッパ、アメリカ、日本を中心に「見事なデザインを持つ印刷物」がこれでもかと連なる内容は、どこをめくっても見飽きる事はありません。本と本の造型やデザインを愛するなら、この一冊を持つ事によって、その興味・知識・愛情がいっそう増す事は間違いないでしょう。ここであまり多くを語れないのが残念。

 

     
 東郷青児の世界 女を描いて60年
 毎日グラフ別冊/1978
 ¥2800  再入荷   ■sold

副題に「女を描いて60年」とあるように、東郷青児の描き出した女性の姿が当時における近作から昔のラフデッサンも含め、総数100点以上収められています。うつむく女、前を見つめる女、横たわる女...そのどれもが独特の青児世界を形づくる美しい妖精たちであり、数々の喫茶店などで今なお見られ愛される少女の姿でもあります。巻末には、貴重な写真入りの詳細な年譜も掲載され、ファンならずとも興味を持って眺められます。グラフ誌なので版型も非常に大判、これ一冊が贅沢な図録のような出来上がりです。

 

     
 アメリカのグラフィックデザイナー 全4巻
 美術出版社/1971
 ¥13,000  ■sold

日本・ヨーロッパ編と並んで人気を誇る、美術出版社のグラフィックデザイナーシリーズのアメリカ版。世界のグラフィック界が最も熱く最も力強かった50-70年代。まさしく、そのるつぼにあった当時のアメリカングラフィックを網羅的に振り返るのにこれ以上最適な書物はありません。16人の錚々たる面々が全4巻にちりばめられ、ブックデザイン自体が秀逸な一つの作品となっている本シリーズ。中身もさることながら揃った本は美しい、と思わせてくる逸品です。ラインナップはクリックしてご覧下さい。

 

     
 アサヒカメラ1970年9月号 特集:ハスキンス
 朝日新聞社
 ¥2000  ■sold

「今日の海外作家シリーズ」と題して、数号にわたってこの前後で行われた特集。この号ではサム・ハスキンスの登場です。もちろん見所は、アサヒカメラのためだけに撮りおろされた「バンブー・ガール」という全12ページにわたる作品。京都の竹林で撮影されたという、オリエンタリズムを意識した幻想的な画面のなかには、黒と緑の美しいコントラストに加えハスキンスらしいポップさも十分に秘められています。「カワイコちゃん写真集の優雅なブーム」と題して『カウボーイ・ケイト』など当時立て続けに出版されていた、一連のガールズ写真集についての分析も行われ、70年代入り口に立ったこの号は、キュートでエロチックでポップな香りに包まれています。

 


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