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川口邦雄/矢来書房/1988
¥1300
山の写真家、川口邦雄氏の画文集であり山の写真集。素朴ながらも美しいアングルの自然の写真の数々と、それに輪をかけて素朴な絵と文章が魅力的です。古きよき、というほど古いわけでもないですが、山の本が持つ独特の雰囲気に満たされた、懐かしい印象の一冊です。
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谷内六郎/旺文社文庫/1981
¥900
旅、絵、叙情、追憶…谷内六郎の世界を形づくる一部である、それらの要素がふんだんに盛り込まれた贅沢な文庫です。「町のコケシ屋に日が暮れて/鳴子の少女の眠る頃...」美しい詩と共に鳴子の町を紹介し、童謡にのせて横浜をめぐり、八丈島や富山にでかけ。汽車に乗り散歩をし子供の頃の思い出を掘り起こしながら、一文一文を、一枚一枚の絵を丁寧に豊かな情感と共に集めたこの旅の絵本。どこか淋しげな、でも読むほどに心のどこかが暖かくなる一冊です。
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文化出版局/1974
¥800
「銀花」1974年の夏号。特集は「千代紙図譜」。「江戸中期から夢二、淳一まで」との副題通り、豪華絢爛たる千代紙の図案世界がそれこそ色とりどりに舞い散ります。花鳥風月の美、大正時代のモダンな美…。それらが見開きのページで大判に印刷された様はなかなかの迫力。見る者はその伝統の持つ美に見惚れます。おまけとして実際に千代紙の切れ端が綴じ込みで入っているのも嬉しい。ほか「武将と茶」や鏡花の本の装幀についてなど、見飽きないページが続きます。 |
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文化出版局/1973
¥800
「銀花」1973年の秋号。特集は「みちのくのおもちゃ箱」と題して、郷土玩具の産地である三春の町の伝統と風情を紹介します。人形、お面、だるま、木馬…。「昔が生きている町三春」と題するモノクロのグラビアの美しさは、73年の時点で既にノスタルジーをかりたてるものだったようですが、今はどんな姿なのでしょう。他、ビードロ細工や水滴について、そして限定版や豆本などの美しい本についてのページがこの雑誌らしい高い美意識を誇っています。 |
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なだいなだ/平凡社カラー新書/1976
¥600
誰でも気軽にパリに行けるようになったという70年代後半、かつてあえぐようにパリを夢見ていた著者は、ほろ苦い気持ちで本書を書き起こすことになります。「パリは30日の船旅と、60ヶ月分の給料のかなたにあった」という著者パリ初体験の50年代。今の若者のパリへの気軽さを思うと「胸の中が、まっくろこげになるほど、嫉妬の火を燃やしている」という著者の心情の率直さが小気味いい。戦前戦後、身をよじるようにパリへの思いを募らせていた若者たち。その回顧録をこんな美しい写真とともに読むのも、今の時代に意義深いように思えます。そしてこの本が書かれてすでに30年以上たつ現在。パリは近くなったのでしょうか。 |
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なだいなだ/平凡社カラー新書/1975
¥600
「なんでも食べてみる舌と胃袋。それにつきあいのよいブドー酒とおしゃべり相手」。それがそろって完成するというフランス料理の醍醐味を、作家にして精神科医のなだいなだが紹介します。ワイン、チーズ、肉、そして人…。自身の体験をまじえて、世界三大美食であるフランス料理を風味豊かに語る様は実に楽しそう。確かにフランス料理ってなんなんだろう?そう思ったらひともといてみたい。写真がとてもシックできれいなのも嬉しい一冊です。 |
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村田桂一 資料、車 潤順 文/聖山社/1985
¥2000
人と人、国と国をつないでくれる切手。それぞれの国の切手は、その国の風物や名物を図案にし、各国独自の文化を築いていると言えます。ただ、キリストの誕生を讃えるという同じ目的で作られているクリスマス切手だけは別。しかしそこに見られるのはやはりそれぞれの国のエッセンスと趣向。本書では、そんな各国のクリスマス切手を美しいフルカラーで楽しむ事ができます。クリスマスの物語を優しく綴った文章と共に、クリスマス切手の世界を堪能して下さい。 |
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島尾伸三/新潮文庫/1985
¥500
「何事にも金がモノ言う陽気な詐欺師の楽園=香港には、天国と地獄が共存する!」…香港に魅せられ続けた写真家・島尾伸三が写真と文章で綴る香港紀行。ビジネス、食、住、人。英国への返還十数年前の香港の姿を、鮮やかに生々しく、時に大きく時に小さく活写したこの人ならではの、そしてあの頃だけの香港の姿。何よりも写真家の生きた視線が、この世界でも稀有な都市の魅力を深部から探り出してくれているのが素晴らしい。フルカラー、実に豪華な文庫本です。 |
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松本隆、長野まゆみ、坂田靖子ほか/河出書房新社/1990
¥1200
表題通り、アリス的なるものが住まう国に落っこちてしまった少女たちのための文芸誌。松本隆による小説(挿絵は大島弓子)あり、長野まゆみの「少年アリス」あり、坂田靖子&めるへんめーかーの漫画あり。メランコリックでアンニュイ、はかなげかと思うと妙に陽気。女の子の混沌とした心理のように、愛すべきバラエティに満ちた一冊です。90年代の刊行ですが、どこか80年代初め頃の香りもするような。 |
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レイモン・ペイネ/オハヨー出版/1976
¥1200
ご存じペイネの生んだ愛すべきラヴァーズ「バレンチノとバレンチナ」の二人による映画「愛の世界旅行」の、大判のフィルムストーリーブックのような雰囲気。ストーリー部分や作者紹介部分以外はすべてフルカラー、愛らしい名場面が美しい色彩と大きなページで楽しめます。70年代の初公開当時に同出版社から発行された、何冊かのペイネ本の一冊。甘いあま〜い一冊。 |
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すばる書房/1976〜179*
¥1500
昭和40年代から50年代にかけて発行のピーナッツシリーズのファン雑誌「SNOOPY」。こちらをばらばらの8册セットで。ピーナッツコミックの翻訳、ファンの声、グッズの紹介、全国のピーナッツショップの紹介、そしてスヌーピーのぬいぐるみが主役となったグラビアなどなど、毎回カラーとモノクロをまじえて盛りだくさんな内容です。映画情報など当時のカルチャーも面白い。なにより、あの頃スヌーピーが大好きだった少年少女たちの熱気がそのまま雑誌に乗り移ったかのようです。サンリオや森永の当時の広告など本筋を離れてのみどころも多い、好きな方にはたまらない?面白さと懐かしさです。 詳細画面で状態の記述を必ずお読み下さい。 |
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Hamlyn/1979
¥2000
ノルウェイの魅力を紹介する写真と文章の一冊。歴史、工業、スポーツ、言語、政治、宗教に文学、そして女性。ノルウェイの風物や風景を見事な写真でページいっぱいに見せてくれます。テキストは英語とフランス語の併記でノルウェイ語がないのがやや寂しいですが、この国の美しさを堪能するに十分な魅力をたたえています。詳細画面で状態を必ずお確かめ下さい。 |
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崎山小夜子、岩田新吉/平凡社/1976
¥600
家具に男も女もあるの? ヨーロッパを中心に、優雅さと機能性を追求した家具を紹介。椅子、机、戸棚。カウチは美女のためにゲームテーブルは紳士のために...。そう、男には男の、女には女のそれぞれふさわしい家具があるようです。パリに住む男女の部屋紹介、家具がひしめく蚤の市。ヨーロッパ人の家具哲学を披露しつつ、そこに添えられたグラビアの何気ない構図のよさや華やかさに目が惹かれます。人と家具、その文化と歴史。その諸々をハンディな新書でグラビアごと楽しめるお得な一冊。 |
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星島節子/しなの出版/1969
¥700
発行当時、東京放送(現TBS)ディレクターとして数々の奥様番組を手がけた著者が巡る世界の味の旅。番組のために40日間をかけて見聞した欧州10カ国の料理とその背景を、真摯な目線で丹念にレポートします。イタリアのミネストローネの暖かさ、ドイツのソーセージの見事さ、北欧に見る白夜の料理とは?「世界」といいつつ欧州だけに限定されているのがやや残念ですが、冒頭の可愛らしいカラーイラスト地図と共に、約40年前の日本から見た異邦の味との出会いをお楽しみ下さい。 |
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本多信男/山と渓谷社/1984
¥800
タイトルの通り、子ねこ、子ねこ、子ねこ!一色の本書。ある猫の家族を、その子ども達を中心にひたすら撮影した、シンプルで可愛らしく優しい写真集です。遊ぶ姿、鳴く姿、眠り込む姿... 時にはまるで、舞台の役者のように見事な構図で見る人の目を細めさせるのは、写真家の絶妙な技術。そして猫への愛。写真家自身の家に住まう猫たちを撮り続けたものだそうですが、顔の多少の汚れもそのままに、ヒゲの一本一本まで子ねこの愛らしさと生命力がみなぎる一冊です。冒頭エッセイには今江祥智。 |
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諸井誠/音楽之友社/1974
¥700
音楽家にして評論家の諸井誠が、 "マコトニオ・モンロイ" なる変名で73年に「レコード芸術」に連載した、エッセイともフィクションともつかない奇妙な音楽評論集。タイトルの「B.B.B」とは、著者の敬愛するバレンボイム、ブーレーズ、バーンスタインの頭文字。この頭文字遊びを筆頭に、周りの紳士やカワイコちゃんたちを巻き込んで、モンロイ氏の軽妙(C調?)な語り口が冴え渡り、クラシックをカジュアルに伝える面白い効果を上げています。さらには、イラストや写真のそれぞれのレイアウトやデザインがポップに凝っているのも時代で嬉しい。音楽だけでなくその他の芸術や哲学など、色んな要素が登場する魅力ある異色のエッセイ集です。 |
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