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文化出版局/1974
¥800
「銀花」1974年の夏号。特集は「千代紙図譜」。「江戸中期から夢二、淳一まで」との副題通り、豪華絢爛たる千代紙の図案世界がそれこそ色とりどりに舞い散ります。花鳥風月の美、大正時代のモダンな美…。それらが見開きのページで大判に印刷された様はなかなかの迫力。見る者はその伝統の持つ美に見惚れます。おまけとして実際に千代紙の切れ端が綴じ込みで入っているのも嬉しい。ほか「武将と茶」や鏡花の本の装幀についてなど、見飽きないページが続きます。 |
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文化出版局/1973
¥800
「銀花」1973年の秋号。特集は「みちのくのおもちゃ箱」と題して、郷土玩具の産地である三春の町の伝統と風情を紹介します。人形、お面、だるま、木馬…。「昔が生きている町三春」と題するモノクロのグラビアの美しさは、73年の時点で既にノスタルジーをかりたてるものだったようですが、今はどんな姿なのでしょう。他、ビードロ細工や水滴について、そして限定版や豆本などの美しい本についてのページがこの雑誌らしい高い美意識を誇っています。 |
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中村汀女/中央公論社/1955
¥1000 ■sold
さきごろ復刊されファンを喜ばせた、俳人・中村汀女の菓子にまつわる名随筆集の初版です。富山の「月世界」、名古屋の「二人静」、新潟の「越路の雪」…。「日本ほど菓子の種類の多い国はない。菓子の芸術の国ともいえよう。」とある帯文に賛同できる人はみな、本書をゆっくり味わい楽しむ事ができるのではないでしょうか。作者ならではの女らしい細やかな感性と、俳人としての文章の吟味。本書は、菓子を通じて汀女の言葉の世界に遊ぶ事のできる魅惑の書。あなたのふるさとの菓子を是非みつけて文で目で味わって下さい。菓子一品一品を描いた素晴らしい挿絵には風間完。 |
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なだいなだ/平凡社カラー新書/1976
¥800
誰でも気軽にパリに行けるようになったという70年代後半、かつてあえぐようにパリを夢見ていた著者は、ほろ苦い気持ちで本書を書き起こすことになります。「パリは30日の船旅と、60ヶ月分の給料のかなたにあった」という著者パリ初体験の50年代。今の若者のパリへの気軽さを思うと「胸の中が、まっくろこげになるほど、嫉妬の火を燃やしている」という著者の心情の率直さが小気味いい。戦前戦後、身をよじるようにパリへの思いを募らせていた若者たち。その回顧録をこんな美しい写真とともに読むのも、今の時代に意義深いように思えます。そしてこの本が書かれてすでに30年以上たつ現在。パリは近くなったのでしょうか。 |
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なだいなだ/平凡社カラー新書/1975
¥800
「なんでも食べてみる舌と胃袋。それにつきあいのよいブドー酒とおしゃべり相手」。それがそろって完成するというフランス料理の醍醐味を、作家にして精神科医のなだいなだが紹介します。ワイン、チーズ、肉、そして人…。自身の体験をまじえて、世界三大美食であるフランス料理を風味豊かに語る様は実に楽しそう。確かにフランス料理ってなんなんだろう?そう思ったらひともといてみたい。写真がとてもシックできれいなのも嬉しい一冊です。 |
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村田桂一 資料、車 潤順 文/聖山社/1985
¥2000
人と人、国と国をつないでくれる切手。それぞれの国の切手は、その国の風物や名物を図案にし、各国独自の文化を築いていると言えます。ただ、キリストの誕生を讃えるという同じ目的で作られているクリスマス切手だけは別。しかしそこに見られるのはやはりそれぞれの国のエッセンスと趣向。本書では、そんな各国のクリスマス切手を美しいフルカラーで楽しむ事ができます。クリスマスの物語を優しく綴った文章と共に、クリスマス切手の世界を堪能して下さい。 |
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島尾伸三/新潮文庫/1985
¥700
「何事にも金がモノ言う陽気な詐欺師の楽園=香港には、天国と地獄が共存する!」…香港に魅せられ続けた写真家・島尾伸三が写真と文章で綴る香港紀行。ビジネス、食、住、人。英国への返還十数年前の香港の姿を、鮮やかに生々しく、時に大きく時に小さく活写したこの人ならではの、そしてあの頃だけの香港の姿。何よりも写真家の生きた視線が、この世界でも稀有な都市の魅力を深部から探り出してくれているのが素晴らしい。フルカラー、実に豪華な文庫本です。 |
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ドーマウス協会、桑原茂夫/河出文庫/1989
¥600 ■sold
「不思議の国のアリス」と「鏡の国のアリス」の場面ごとに登場人物や背景を詳しく解説し、アリスをもっと楽しもうというガイドブック。言葉遊び、チェスゲーム、トランプ…それらの中に組み込まれ投影されたキャロルの世界を文庫でコンパクトに味わう事ができるのも嬉しい。キャロルの写真術やビクトリア朝の話など、それらファンには欠かせない話題もしっかり。表紙は映画『ドリームチャイルド』のスチールが使われ、それも素敵な雰囲気です。 |
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野坂昭如、色川武大、澁澤龍彦ほか/婦人生活社/1980
¥900 ■sold
食を贅沢に、微に入り細をうがち、語って味わい尽くそうという意気込みあふれる、まさにタイトルの通りなムックです。こちらは第一号。野坂昭如がステーキをほおばる姿がまず巻頭。それ以降は、京料理を語り、酒を語り、ワンタンを語り、宗教と食も語ります。執筆陣も、色川武大、澁澤龍彦、虫明亜呂無ら豪華な顔ぶれ。食文化の奥深さを凝り性なほど教えてくれる、どことなく男気なムックです。 |
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松本隆、長野まゆみ、坂田靖子ほか/河出書房新社/1990
¥1600
表題通り、アリス的なるものが住まう国に落っこちてしまった少女たちのための文芸誌。松本隆による小説(挿絵は大島弓子)あり、長野まゆみの「少年アリス」あり、坂田靖子&めるへんめーかーの漫画あり。メランコリックでアンニュイ、はかなげかと思うと妙に陽気。女の子の混沌とした心理のように、愛すべきバラエティに満ちた一冊です。90年代の刊行ですが、どこか80年代初め頃の香りもするような。 |
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レイモン・ペイネ/オハヨー出版/1976
¥1500
ご存じペイネの生んだ愛すべきラヴァーズ「バレンチノとバレンチナ」の二人による映画「愛の世界旅行」の、大判のフィルムストーリーブックのような雰囲気。ストーリー部分や作者紹介部分以外はすべてフルカラー、愛らしい名場面が美しい色彩と大きなページで楽しめます。70年代の初公開当時に同出版社から発行された、何冊かのペイネ本の一冊。甘いあま〜い一冊。 |
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甘糟幸子/中公文庫/1981
¥500 ■sold
春にはツクシ、タンポポ、ハコベ。夏にはハスの実、秋にはユキノシタにマタタビ、冬にだって愉しみはあります...。自然の恵みを頂く野草をまるごと食す本。比較的身近な草から、難易度の高そうなものまで、様々な味が紹介され、自然の書としても興味はつきない摘み草だより。実行に移せるかどうかは別として、植物の本は読んでいるだけで楽しい。谷内六郎のカバーもぴったり。 |
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すばる書房/1976〜179*
¥1500
昭和40年代から50年代にかけて発行のピーナッツシリーズのファン雑誌「SNOOPY」。こちらをばらばらの8册セットで。ピーナッツコミックの翻訳、ファンの声、グッズの紹介、全国のピーナッツショップの紹介、そしてスヌーピーのぬいぐるみが主役となったグラビアなどなど、毎回カラーとモノクロをまじえて盛りだくさんな内容です。映画情報など当時のカルチャーも面白い。なにより、あの頃スヌーピーが大好きだった少年少女たちの熱気がそのまま雑誌に乗り移ったかのようです。サンリオや森永の当時の広告など本筋を離れてのみどころも多い、好きな方にはたまらない?面白さと懐かしさです。 詳細画面で状態の記述を必ずお読み下さい。 |
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Hamlyn/1979
¥2000
ノルウェイの魅力を紹介する写真と文章の一冊。歴史、工業、スポーツ、言語、政治、宗教に文学、そして女性。ノルウェイの風物や風景を見事な写真でページいっぱいに見せてくれます。テキストは英語とフランス語の併記でノルウェイ語がないのがやや寂しいですが、この国の美しさを堪能するに十分な魅力をたたえています。詳細画面で状態を必ずお確かめ下さい。 |
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崎山小夜子、岩田新吉/平凡社/1976
¥800
家具に男も女もあるの? ヨーロッパを中心に、優雅さと機能性を追求した家具を紹介。椅子、机、戸棚。カウチは美女のためにゲームテーブルは紳士のために...。そう、男には男の、女には女のそれぞれふさわしい家具があるようです。パリに住む男女の部屋紹介、家具がひしめく蚤の市。ヨーロッパ人の家具哲学を披露しつつ、そこに添えられたグラビアの何気ない構図のよさや華やかさに目が惹かれます。人と家具、その文化と歴史。その諸々をハンディな新書でグラビアごと楽しめるお得な一冊。 |
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伊丹十三/中央公論社/1973
¥800 ■sold
「空はなぜ青いの?」「おじいさんの頭はなぜ白いの?」「四次元の世界ってなあに?」と、子供に聞かれてうろたえてしまうお父さんお母さんへ、伊丹十三が贈る雑学指南書。回答が見つかるかどうかは別として、その独自の思考の過程を存分に楽しめる不思議な一書です。先ごろ新潮文庫から復刊されましたが、こちらは初出の中公版。大橋歩の表紙が愛くるしい雰囲気。 |
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星島節子/しなの出版/1969
¥900
発行当時、東京放送(現TBS)ディレクターとして数々の奥様番組を手がけた著者が巡る世界の味の旅。番組のために40日間をかけて見聞した欧州10カ国の料理とその背景を、真摯な目線で丹念にレポートします。イタリアのミネストローネの暖かさ、ドイツのソーセージの見事さ、北欧に見る白夜の料理とは?「世界」といいつつ欧州だけに限定されているのがやや残念ですが、冒頭の可愛らしいカラーイラスト地図と共に、約40年前の日本から見た異邦の味との出会いをお楽しみ下さい。 |
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本多信男/山と渓谷社/1984
¥800
タイトルの通り、子ねこ、子ねこ、子ねこ!一色の本書。ある猫の家族を、その子ども達を中心にひたすら撮影した、シンプルで可愛らしく優しい写真集です。遊ぶ姿、鳴く姿、眠り込む姿... 時にはまるで、舞台の役者のように見事な構図で見る人の目を細めさせるのは、写真家の絶妙な技術。そして猫への愛。写真家自身の家に住まう猫たちを撮り続けたものだそうですが、顔の多少の汚れもそのままに、ヒゲの一本一本まで子ねこの愛らしさと生命力がみなぎる一冊です。冒頭エッセイには今江祥智。 |
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諸井誠/音楽之友社/1974
¥800
音楽家にして評論家の諸井誠が、 "マコトニオ・モンロイ" なる変名で73年に「レコード芸術」に連載した、エッセイともフィクションともつかない奇妙な音楽評論集。タイトルの「B.B.B」とは、著者の敬愛するバレンボイム、ブーレーズ、バーンスタインの頭文字。この頭文字遊びを筆頭に、周りの紳士やカワイコちゃんたちを巻き込んで、モンロイ氏の軽妙(C調?)な語り口が冴え渡り、クラシックをカジュアルに伝える面白い効果を上げています。さらには、イラストや写真のそれぞれのレイアウトやデザインがポップに凝っているのも時代で嬉しい。音楽だけでなくその他の芸術や哲学など、色んな要素が登場する魅力ある異色のエッセイ集です。 |
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