「最悪のとき」 the darkest hour
ウィリアム・P・マッギヴァーン William. P. Macgivern

井上勇 訳
東京創元社
1973.7.13発行(第8版  初版:60.1.4)
275p

解説:植草甚一

装丁:松田正久



<本書 解説より>
将来ある青年警官に人殺しの汚名を着せて、五年間も刑務所にほうり込み、その愛妻もその将来も葬り去った張本人は、はたして誰か?強大きわまりない組織を背後にして暴虐をほしいままにする組合ボスと、彼を白眼視する世間とを相手にして、白面の元警官が大ニューヨークの埠頭を舞台に、単身、闘争を展開する。全編を流れる虚無的な孤独の詩情は、作者マッギヴァーンの独壇場。窮鼠猫を噛むよた者、ギャング一味と通じる悪徳刑事、殺し屋、元映画女優、連れこみ宿の女....大都会の裏面を描くハードボイルド作品!