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毎月十数冊が我が家に届く版元PR誌。どれも充実した内容で新刊書購入の手引きにもなるのだけど、結局あまり読まずに終わってしまう。それでも、毎年この季節になると届くこの一冊、みすず書房の「月刊みすず1,2月合併号」は特に思い入れも深く楽しみにしている。作家、文学者、哲学研究者から精神科医まで、この版元ならではの人選による100人以上の識者に、前年に読んだ本のうち印象深いものを5冊挙げてもらう、というシンプルなもの。もちろん「その年に読んだもの」なので、新刊書だけに限らない。この企画がいつから始められたのかは明確に知らず(我が家の書棚にあるのは1986年から)、いつまで続くのかわからないが、ただひたすら本のタイトルが列挙された、あの人この人の私的な読書リストを眺めるのがなぜこんなに興味をそそるのかと言えば、執筆者の個性や未知の本との出会いなども含め、単純なリストの中に読書の原風景が思い描けるから、つまり「本ってこんなに多いんだなあ」という幼い想いがよみがえり、本の海原への展望が少しでも開けるからかもしれない。波打ち際に立ちその大きさにみとれるような。
(07.2.13)
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「みすず2007年1.2月合併号」 みすず書房 / 2007年 |
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