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店主日誌
  '05 5月


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05.5.31
朝早く家を出る。風がとても涼やか。まるで秋の始まりのように感じられ、ちょっとときめく。春の終わりなだけなのですが。
いまあちらこちらで見かける燕の子が可愛くてたまりません。巣の中には大体3羽。もうみんなかなり大きくなって、狭い巣にぎゅうぎゅうになっているのが下から見てもたまらなく可愛い。今日で5月は終わりです。今月はあまり本も読めなかった。


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05.5.30
雨の気配なし。
眠くて眠くて本も読めず。


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05.5.29
これまたよい天気。乾く。
仕事帰りに、普段と違う道を行こうとふと思う。いつもの道 より幾本か北に上がった筋をまっすぐ西に自転車で走る。途中、敬愛する作家さんの家の前はきっちり通る。最後、目的地のスーパーへはやはりまっすぐはたどり着けず、思いがけないところに蕎麦屋があるのなどを発見する。晴れてればこその小冒険。


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05.5.28
とてもよい天気。湿度も少なく乾いた風が吹く。
東山三条のギャラリーへ行き、町中で本屋めぐり(三月書房、ジュンク堂など)。最後は古書・アスタルテ書房へ。久々でちょっと気分が浮き立つ。『アンドロギュヌスの裔』(渡辺温、薔薇十字社)が欲しいのですが、なかなか買える値段ではなく。また会いに行こう。


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05.5.27
1日仕事。なかなか集中できない日が続いてしんなり。お天気のせいでしょうか。後から反省しつつ書いてます。


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05.5.25
まだ涼しめ。
仕事帰り、薄闇の中を自転車で走るのが好きです。私の家の近くには、何十年も変わっていないような学生向けの大衆食堂が多いので、疎水を横目にそんな中を自転車で抜けてゆくと、自分が昭和48年くらいの人物になったような気がします。そのお店では、60年代の若者も新世紀の若者も等しくお世話になっているはず。


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05.5.24
疲れがあって、午後3時まで寝ていたので天気の事はわかりませんでした。
夜は久々に町中へ。丸太町を下がるのは本当に久しぶり。丸太町通りって京都の真ん中を東西に走る大路なのですが、それよりかなり北に私は住んでおり、普段は滅多にそこから南には行きません。その道を過ぎると明らかに人口が増え、賑やかなネオン もまたたく。年々そういうものが苦手になってゆく私にとっては、丸太町はルビコン河なのです(?)まあ超えてしまえば楽しい事もある。


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05.5.23
一日仕事。晴天から曇天へ、そして通り雨は豪雨。夏が近いんだなあ....
私は雑誌が好きです。雑誌こそ一期一会、買いそびれたら二度と出会えないものが多いので、 普通の本より買うのを頑張ってしまう。結果、家はいま雑誌だらけ.....買った事に満足してろくにページをチェックしないものも多い。昔、オリーブを隅 から隅まで読んでいたあの頃の私はもういない。でも雑誌が好きなのです。買うのが好きなのかな。皆さんは雑誌の始末どうしてますか?


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05.5.22
また一日仕事なり。薄曇り。本当に今年の五月はすごしやすい。


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05.5.21
よい天気。少し暑め。
神戸に法事で出かける。終わった後は恒例の街歩き。元町の古書「つのぶえ」はやっぱりい い。あの階段、あの薄暗さ。店の半分はキリスト教関係の本ばかりだけど、それもいい。だから店名もいい。かけてある絵もいい。なんと言ってもあの狭さがい いのです。ああ片隅に私の椅子もおいて欲しい。そこで一日身動きがとれなくなればいい。隅の窓。
アナイス・ニン『未来の小説』を嬉しい価格で買えた、と思ったら同居人にすぐとられた。



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05.5.20
一日仕事。風邪がまだ治りきっていないので咳が出て困る。こんこん。



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05.5.19
後から書いています。お天気は忘れてしまった。
父が急にウチに来るというので、掃除やら何やらで予定が狂ってしまった。シーツを洗ったの で久々にコインランドリーに行く。コインランドリー大好き。乾燥機だけ使う。必ず本を一冊もってゆきます。でも今日は、ずっと独り言を言っているおばあさ んといっしょに乾燥が終わるのを待つ。
コインランドリーで読んだ本:『神かくし』(南木佳士、文春文庫)。




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05.5.18
朝は雨、昼は曇り、夜は涼やかな風。
久々にDVDを借りる。一気に8枚。上限10枚だそうなのでもう2枚と思ったけど選ぶのに 疲れました。うち1作「ソフィー・マルソーの三銃士」。照れるタイトルながら、男装のソフィー・マルソーが衣装をとっかえひっかえ、どえらく可愛いので す。デュマの三銃士を読んでみたくなる。その前に、ずっと読みたいと思っていながら手を出せていないバルザックが立ちはだかります。




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05.5.17
今日はまぶしい日差しと青空で、一気に初夏らしい気候。鴨川べりの緑が目に痛いくらいでした。
河原町今出川を少し下がったところにある甘味屋の「みつばち」。すべてのメニューが本当に美味。しかし次から次とお客さんが入ってくるのでぐずぐずはしていられません。一人で行って一人であんみつを食べ、正味5分ほどでお店を後にする。今日は我ながら電光石火でした。




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05.5.16
最近5月とは思えない涼しい日が続きます。暑さが苦手な私には大歓迎。温暖化が意識されない昔(30年くらい前?)の5月はきっとこんな感じだったんだろうなあ、と思います。風薫る5月。
最近休み休み読んでいる本:『蒐集物語』(柳宗悦、中公文庫)。




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05.5.15
夜また「コロンボ」を観ていたら、我が愛猫(くろねこ)が横に並んで一緒に観だした。みています、としか言いようのないその目線と姿勢。ストーリーよりも謎な彼の瞳の奥....
いま手にしている本:『時との戦い』(A.カルペンティエール、鼓直訳、国書刊行会)。鼓直先生の小文をこのあいだ読んだのに触発されてか、急にラテンアメリカ文学に触れたくなり。非日常の王国。日常から遠ければ遠いほど効果的なようです。なにかに。




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05.5.14
一日仕事。天気もよく気温も平常で(いつもなら酷暑の予感がする頃なのに)気持ちよし、なり。もう病院へは行かない。





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05.5.13
仕事復帰。太陽と埃が体に厳しい。でも気温は低く心地よいものでした。
夜は再び病院へ。よるのびょういん。病院の待合室で必ず思い出す本は、リルケの『マルテの 手記』。冒頭にはパリの病院の待合いが登場します。ずっと昔、母親に付き添って大学病院へ通っていた頃、いま私はマルテだなあと、一人でパリの憂鬱ごっこ をしていた事なども更に思い出します。




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05.5.12
ようやく熱が出なくなるのだけども、喉の痛み続き薬を飲み続け。
本も雑誌も読まず。明日から仕事をまた頑張らねば。




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05.5.11
養生のために今日も一日何もせず。奇跡のような何もなさでしたが、夜はご飯を炊いておにぎりを作りました。
ほか「コロンボ」のDVDを一話とまた同じCDをずっと。テレビ番組は一切見ていません。 こういった時は、古井由吉の『長い町の眠り』(福武書店)がよく似合うはずだから再読したいと、これまた数日ずっと思っていたのに手が伸ばせず。深い眠りについているかのように静かな、古い雪国の町の描写に心惹かれる。時間が止まったような小説を他にも思い描いてみる。誰もいない家に風邪で寝ている時、どんな本が似合いますか。




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05.5.10
更に更に微熱。毎日おんなじ。いよいよ今日は昨日で明日は今日のようです。
昨日はDVDのはなし。今日はCD。最近ずっとラフマニノフのピアノ協奏曲2番の第一楽章だけ聴いています。派手な第三楽章ではなく。熱があるので、同じ事を繰り返しても平気なのです。本もずっと同じ本『奇想の図譜』を読んでいます。単に遅読なだけですけども。このまま5月31日になったら翌日はまた5月1日が始まるような気がする。




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05.5.9
更に微熱。同じ日を毎日経験しているかのようです。
最近、家の者が買った『刑事コロンボ』の第一期のDVDセットをぱらぱら見ています。もちろん吹き替えで。吹き替えに限る。制作が60年代後半から70年代なので、女性の衣装もみどころです。




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05.5.8
今日も微熱。今週は微熱週間でした。
GWは今日まで、という事らしいですが職場の書店は結構な静けさで、自分の体調の悪さもあいまって一抹の寂しさが。早く治してまた気をとりなおして頑張らねばね。皆様も連休お疲れさまでした。もうすぐ夏の香りがやってきますね。
買った雑誌:『月刊 Meets6月号』。特集は「名古屋!一生に一回」。関西人にとっては地理的には近いのに、精神的には遠いとされてる名古屋。ここでも色んないじられ方を....京都だって大阪だって変なものいっぱいあるのに。私は名古屋好きです。近いけど詳しくはなくちょうどよい規模の都会、というのがその理由。古書店も多いし1日楽しめます。夏にまた行きたいな。高速バスで往復4000円なり。




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05.5.7
昨日の大雨とはうってかわって、清々しい晴れ空。しかしまた微熱。
昨日の予告通り、京都国立博物館の「曽我簫白展」を見に行く。そがしょうはく。奇妙で迫力があって悪ふざけと悪趣味と、それらすべてを支える抜群の画力が素敵。特に気に入ったのは「月夜山水図屏風」。大きな二隻の屏風に、幽玄の山と水とそこに暮らす人々の庵と屋敷と橋などがそれはもう小さく小さく.....どこから入ってどこを抜けたらあの屋敷にたどりつけるか、住むならどの建物がいいかなあ、そういう事を考えると時が経つのを忘れてしまいます。美しい箱庭。素晴らしかった。
夜またも発熱。




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05.5.6
今日は何とか普通の日です。朝から一日中仕事。更新の準備またもや出来ず....
引き続き『奇想の図譜』。どのページをめくっても面白い。ちょうどいま京都国立博物館で曽我簫白展をやっているので、這ってでも行く決意をする。




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05.5.5
微熱に変化。夜、近所を散歩してついアイスコーヒーなどを飲む。寒い。
休みながら少し読んだ本:『奇想の図譜』(辻惟雄、ちくま文庫)。面白すぎて少し興奮する。熱があがる....




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05.5.4
熱は続く。いろんな夢を見る。



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05.5.3
急な発熱。しかも高熱でちょっと驚く.....やるべき事の100%がつぶれました。



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05.5.2

先日実家に帰った時、近所のおうちの軒先で。古い日本家屋。手編みのよだれかけのようなものをつけているおしゃれなトラ縞。その頭をなでる子供。いい風景でした。

私は自他共に認める猫好きですが、猫に関する本はどことなく避けてきたところがあります。可哀想な場面に出会うかもしれない、と思うからでしょうか....内田百間『ノラや』、吉田稔美『つづきのねこ』、E.T.A.ホフマン『牡猫ムルの人生観』くらいが今まで触れた猫の本。最近上梓された浅生ハルミン『私は猫ストーカー』も素敵です。
 →正面からみたところ



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05.5.1
先月は1度しか日誌を記入しませんでしたので、今月5月はまた毎日記録を目標にしてみます。更新できれば最もよいのですが....GW後に更新となるかもしれません。世間と逆ですね。
昨日読んだ本:『「負けた教」の信者たち』(斎藤環、中公新書ラクレ)、いま読んでいる本:『嗤う日本のナショナリズム』(北田暁大、NHK出版)以上なんとなくつながりで。






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