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店主日誌
  '06 4月


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06.4.30
晴れ、気温高く、GWといった感じ。
一日一書、本日で終わりです。年に二度くらい催せたらよいのですが。次は延び延びの特集です。
今日紹介した本は、人形づくりの本。それ自体が少女の部屋を模しているかのよう。その部屋の棚では人形の配置がきっととても重要で..... このグラフ社の「手芸文庫シリーズ」、合田佐和子による第二巻を見てみたい!



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06.4.27
夜中に雨が降ったようで、自転車のサドルが湿っている。この自転車も10年。頑張ってくれている。
最近、一冊一冊の説明文が長い。少し反省して短めに心がける。
今日紹介した本は、堀内誠一の福音館絵本。ほぼオレンジと黒のみという色彩の使い方が好きです。ジャイアンツカラー。



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06.4.26
降らなくてよかった。
行くのは2度目になる近所のカフェ。ほどよい狭さと静けさと和洋折衷が居心地よし。ゼロ円になった「早稲田文学」を隅々まで読む。面白い。ついでに角川書店のPR誌「本の旅人」も。大島弓子の連載「グーグーだって猫である」はいつ単行本の続刊が出るんだろう。待ちきれない人は、本誌の購読をお薦めします。
今日紹介した本は、雑誌ペーパームーンの1冊。「グレープフルーツ」の方を愛読していた私ですが、あらためて雑誌としての完成度、少女心の濃密さに感心します。



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06.4.25
ごく普通の春の天気続く。
今日紹介した本は、加古里子の絵本。道具のイラストの愛らしさが素敵です。この人の描くちょっとツリ目な日本の子供が可愛いくて昔から好きです。



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06.4.23
ごく普通の春の天気。
今日紹介した本は、昔のTBSの女性ディレクターが手がけた味の紀行書です。内容も欧州の食文化を当時の目線で紹介していて楽しいのですが、その人の手がけた往年の番組名が素敵。「女性テレビノート」「家庭サロン」「奥様広場」....どんな番組だったのでしょうか。いま見たいな。



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06.4.22
寒さが若干続いて空はどことなくどんより。
今日紹介した本は、エトセトラでも紹介していた『珈琲野郎』。珈琲も好きですが、昭和40年代の心斎橋の喫茶店、という舞台設定にひかれます。



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06.4.19
外は暖かく家の中はややひんやり。それぐらいがちょうどよい。
お金をおろすのを忘れてコーヒーも飲みに行けない。でも大丈夫!こんな日のために溜めたポイントでケーキセットも頂けるのでした。ポイントを溜めるのは喫茶くらい。できるだけすみっこの席を選んで壁にもたれかかり小さくなって本読み。
今日紹介した本は、またケストナーの創元推理。時を超えたユーモアと風刺の精神を楽しめる一冊です。



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06.4.18
今日も京はよい天気。自転車をこぐと汗ばむ。
借りた本を返しに府立図書館へ。平安神宮の巨大な鳥居の足元にある図書館。朱色が目にも空にも鮮やか。疎水のあたりはまだ桜が葉桜となりつつ咲いている。
今日紹介した本は、鶴書房版「時をかける少女」。この古い版元は数々のジュブナイルやピーナッツなどのツルコミックで知られていますが、ちょっと時代が遅れた私にもここの古本は何とも言えない懐かしさを感じさせます。昭和の少年少女文化というか。



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06.4.17
とてもよい天気。青い空。
今日紹介した本は、私の大好きな(あまりこの言葉は使わないのですが)井上洋介氏の東京版画。氏の絵本も好きなのですが、この東京図もたまらない魅力があります。今のツルツルピカピカ?した都会ではなく、大正・昭和のあんな事こんな事を裏路地にしみこませた東京の幻燈。



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06.4.16
薄曇り→どしゃ降り→晴れ間のぞく。神様の降臨のような光が射していた。
今日紹介した本は、まずその表紙の美しさにひかれた一冊。70年代はじめ、大阪も版元もこんなきれいな本をつくっていたのだなあ、と感じ入りました。芹沢けい介の装幀はどれも素晴らしいのだけど。あと「けい」の字が打てればいいのだけど。



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06.4.15
一日降り続く雨。知恩寺の手づくり市はどうなるのだろう。
イギリスから一時帰国の友人と飲む。ウェブショップの難しさや面白さなど前向きな話。ロンドンに行きたくなる。
今日紹介した本は、故・木島始の訳詩集。堀内誠一の多様なイラストが楽しめる一冊です。リブロポートの本といった感じ。



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06.4.14
妙に寒い一日。これから冬が始まるかのよう。
今日紹介した本は、当時のドレメの先生が書き下ろした服装色彩のいわば理論書。ずらりと並んだ色とファッションの見本表のイラストが面白い一冊です。



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06.4.13
薄曇りの日に見る桜の美しさ、ツバメの可愛らしさよ。
テレビで建築家・中村好文氏を特集している。彼の著作『意中の建築』(新潮社)ではロンドンのシャーロック・ホームズ記念館にふれられている。あれは客寄せなだけでつまらないという声も多いそうだけど、氏は素直に素敵だね、と言っている。ホームズファンとしてそこがなんだか嬉しかった。
今日紹介した本は、本好き図書館好きには子供時代が思い出されてしんみりくるかも、の2冊です。



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06.4.12
雨と曇り。
今日も喫茶店に行ってしまった。コーヒー一杯につき短編一編。
今日紹介した本は、前にも好評だったケストナーの創元推理文庫の一冊。ケストナーと表紙の真鍋博、実によく合う組み合わせです。



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06.4.11
一日更に雨。稲妻の光に猫がびくっ。
喫茶店で「深煎りストロング」というおそろしく苦いコーヒーを飲みながら本を読んでいると、急に熱っぽくなり座席でぐったりする。でもここまでは読もう、と決めたところまで意地で読み通す。町中のお店なので本当にいろんな人種の人々でごったがえしていて、そこが好きです。
今日紹介した本は、源氏鶏太の中でもかなり好きな一品。鈴木信太郎の表紙もいいけど中身もいい。昭和三十年代の若者の恋、町の様子、会社の風景。こういうのを読んでいるとなんだか涙が出てくる気がしませんか。



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06.4.10
一日雨で昨日のほこりは流れたようでした。いま外は嵐の気配。
猫がずっと目の前に座って私の作業を見つめています。いまだにコタツのわが家。猫が出てきたという事は、もうそろそろ片づけなくてはという事か。本当に寒かったこの冬とさよなら。猫も電気毛布の夢を見たか。
今日紹介した本は、トシコ・ムトーさんの「小サナ恋人」の非売品版。CMのスポンサーだったカバヤ食品の出した限定版で、こういうおまけは大好きです。



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06.4.9
ほこりっぽい。花粉症ではなく砂ぼこりで鼻がむずむずする。
今日紹介した本は、谷内六郎のエッセンスが味わいつくせる、個人的にも愛読の文庫。旅、叙情、思い出.... 柱時計の鳴る音をききながら、薄暗い部屋で何かを思い出す、というような景色。



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06.4.8
花曇り
近所の私立小学校の入学式。スーツ姿の両親にはさまれて、ブレザーを着て歩く一年生が可愛い。やや誇らしげ。
今日紹介した本は、これまたずーっと以前も掲載した事のある一冊。写真集とも写真絵本とも呼びがたく、写真を使った物語としか。NYの古書店で見て一目惚れした当時を思い出します。動物の表情と光が素晴らしい。どこで撮影したものなのでしょうね。



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06.4.7
快晴の青と桜のピンク。
今日紹介した本は、ずっと以前も掲載した事のある、武井武雄『本とその周辺』。タイトルも中身もデザインもとても素晴らしい、宝石のような文庫本...とは大げさでしょうか。表紙には焦げ茶とベージュと白だけ。全部わたしの好きな色。初版の単行本よりもなぜかこの文庫本の方が古書店でもあまり見かけない気がします。
いま読んでいる本:『青列車の謎』(A.クリスティ/創元推理文庫)



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06.4.5
風は冷たく空は花曇り。理想の春の天気です。
今日は町中に出たあと、府立図書館へ。ここを利用するのは初めて。図書館自体へ行くのも久しぶり。2週間で単行本4冊なり。ずっと疎水沿いの冷泉通りを歩いて帰宅。桜のアーチのようになっている。疎水にはミニ屋形船が浮かんでいて船頭さんに手をふられる。外国からの観光客が楽しそうに桜を撮影している。のどけき春の午後よ。
今日紹介した本は、すずき大和さんのアメリカ版ギフトブック。無茶苦茶愛らしいです。女の子の一生の小さなストーリーもささやかで微笑ましく。飯沢&土方の人形絵本もそうですが、日本で作って向こうで売られた昔の絵本は味わい深いです。今もそういうのあるのでしょうか。



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06.4.5
しとしと。
今日紹介した本はハヤカワミステリ文庫。普段はあまり掲載はしないジャンルですね。「ラビ」を「ユダヤ教の牧師」と書こうとしたけど、どうも違和感が。牧師はキリスト教のプロテスタント、神父はカソリックだそうで、呼び名は厳密に異なるものなのですね。



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06.4.4
晴れのち雨。ぎりぎりで降られてしまった。
町中へ出て、大型書店の新店舗を覗く。相次ぐ書店の撤退により、京都の大型店はもうここしか頼るところがないといった感じ。丸善のあったところは今ではカラオケ屋。そのお店で久々に書店員さんに本の在庫を聞く。返事はnoでしたが。
今日紹介した本は可愛い猫ちゃんの本。寝顔がやはり一番可愛い。ところで、巻末には作者の本多氏の当時の住所が書かれているのですが、そういえば昔の本は、著者近影と共に住所まで載せているものが多かった。時代の差を本当に感じる。



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06.4.3
からりと快晴。
風の強い日でした。公園で文庫本を取り出したら飛んでゆきそうに。神楽坂の書店「深夜プラス1」の紙ブックカバーをずっと使っているので、もうぼろぼろです。
今日紹介した本は、堀内誠一の70年代の名作。2002年版なので「おや」と思い、版元に問い合わせたところ、一般には非売として復刻したそうなので掲載しました。最後のページがとても好きです。



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06.4.2
しとしと...かと思うと豪雨!
4月になりました。ドイツ本の特集準備も進めてますが、とりあえず前回好評だったので「一日一書」を再び行います。月末まで。どうぞよろしくお願いします。
いま読んでいる本:『ポアロのクリスマス』(A.クリスティ/ハヤカワ文庫)、『秘密結社の世界史』(海野弘/平凡社)





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