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店主日誌
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09.11.11
一日雨。低気圧で猫も眠い。

今日は文芸に1冊追加しました。尾辻克彦のノスタルジックなエッセイ集。子供時代の思い出の中のモノが主体というところと、著者自身のガロ的挿絵と片山健のこの世の果てのような表紙絵がないまぜになって、なんとも寂しい荒涼とした感じなのが好きです。

ここ最近で読んだ本:『文壇うたかた物語』(大村彦次郎/ちくま文庫)、『燈火頬杖』(浅見淵/ウェッジ文庫)、『チェーホフ短篇集』(松下裕 訳 / ちくま文庫)、『シンプル族の反乱』(三浦展/ベストセラーズ)、『氷菓』(米澤穂信/角川文庫)など。

*『燈火頬杖』。大村彦次郎などの本で「先輩編集者」として出てくる人として最初に知る。怠け者だから、この文庫が出なかったらその随筆も読む事はなかっただろう。徳田秋声、宇野浩二、瀧井孝作、尾崎一雄…そのほか多くの文人らの名前が現れては消え、消えてはまた。著者をはじめ登場するほとんどすべての人は鬼籍にいる。その事がとても貴い事のように思える。足の速い瀧井孝作と負けず嫌いの志賀直哉が二人で歩くと競争のようになり「しまいに殺気立ってきてね」というくだりに、大いに笑った。




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09.11.10
今年もあと少し…そう思うと切ないのですが、この季節が好きでもあります。

明日また更新いたします。少しですが、ご覧下さい。

今日はふと思い立って外出した街中から自宅まで歩いて帰ってきました。四条から丸太町に出て御所を抜け、鴨川の遊歩道を通ってひたすら歩き、京都の町の色んな意味での豊かさを実感しました。実家は違うのですが、子供の頃から数えて京都の町に住んでいる年数がもう人生の大半となっている身。そのことをありがたくも思うのでした。しかし基本的には住めば都タイプなので、どこに行っても大丈夫という自信はあります。

*御所。永遠に続くかと思われる砂利道。携帯で撮影。ちょっと暗い。





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